日本看護技術学会第17回学術集会 The 17th Academic Conference Japanese Society of Nursing Art and Science

2018.9.8[土]9[日]
会場/青森県立保健大学

大会長挨拶

日本看護技術学会第17回学術集会開催後の対応について

学術集会開催直前に北海道胆振東部地震が発生しました。交通の影響や被災により参加が困難になった皆様には下記のように対応しますので、ご了承ください。
被災された皆様にはお見舞い申し上げるとともに、一日も早く平穏な生活を取り戻されるように祈っております。

  1. 事前参加登録者
    9月30日(日)までにご参加できなかった理由等を記載した下の返金希望用紙をメールまたはファックスでお送りください。北海道のご住所で参加登録された方で、参加が確認できなかった方には、登録されたメールアドレスにお知らせいたします。記載された内容を確認し、参加費(抄録代2,000円を差し引いた額)を返金します。なお、講演抄録集に掲載された一般演題は発表済みと判断します。

    【連絡先】E-mail:info@jsnas17.jp FAX:017-765-2036

  2. 学術集会大会賞等の評価方法
    学術集会大会賞および座長推薦演題、卒業研究交流セッション優秀賞の選考については、今回に限り掲載された抄録について、①研究内容の新規性(独創性)および②研究の完成度の2項目で評価します。
返金希望用紙はこちら(PDFファイル:36KB)

2018年9月14日
武田利明(日本看護技術学会理事長)
角濱春美(第17回学術集会会長)

学術集会終了報告

日本看護技術学会第17回学術集会は、9月8日・9日に無事開催されました。お天気は一日目は晴れ、二日目の帰り際に涙雨が降りましたが、まずまずのお天気だったかと思います。県外から参加くださった方は、少しでも青森を堪能できましたでしょうか?

直前に北海道胆振東部地震が起き、交通手段が限られ、北海道にお住いの発表を予定されていた方、参加を予定されていた方の多くが参加することができませんでした。通信手段も限られる中、事前に不参加を知らせてくださるなど、学術集会のことも気遣って頂き、とても、とても感謝しております。参加費や発表のことについて、学会理事会が検討してくださっておりますので、もう少しだけお待ちください。一日も早く“日常”に戻れますことを願い、また、応援しております。

北海道の方以外にも参加を控えられた方もおり、今回の参加者は441名に止まりました。大会長としては広報や周知等について大いに反省をしているところです。

 しかしながら、学術集会の質については、多くの方から高い評価を頂きました。
「様々な学会で勉強してきたが、こんなに感動した学会はない」と、県内の看護師さんに言われました。学会で感動…、すごいですね。

開会式には、青森県知事が来てくださいました。挨拶だけでなく、県の職員の皆様と、健康パフォーマンスを繰り広げてくださいました。知事が「インスリンダー」となってマントを翻し登場した際には、会場も大いに沸きました。青森県が持つ「短命県」をブレイクスルーするには、トップの熱い思いと行動が必要なのだと感動しました。

キーセッションは、すべてジレンマのブレイクスルーへの提案を含むものでした。私の提案したもやもやとしたテーマに、演者の皆様が素晴らしい解釈、研究成果、ご提案、実践の報告をしてくださいました。シーズセッションでは、新たな看護の提案がされました。現役のイタコさんが、死者の声を伝えた際には、会場中が涙にあふれたそうです。リレーセッションは、親密な雰囲気で、ゆったりと事例が語られましたが、こちらも、心に響く内容で「感動しました」との声をたくさんいただきました。口演、示説、交流セッション、学会企画についても、穏やかな雰囲気の中で、議論が繰り広げられたと伺っております。

全体を通し、『「人々の生活を支援する」という看護の本質に立ち返り、日々安楽なケアを提供することによって、看護師に喜びがもたらされる、本質に立ち返ればおのずと看護師の中でのジレンマのブレイクスルーが起こる。看護を取り巻く外的要因が看護師から看護を奪っている現状がある。このことについても声を上げていく必要があるが、一歩目は日々の患者を守る実践である。』ことが繰り返し語られたように思います。
私自身も明日への活力を頂きました。

ここに、参加してくださった皆様、参加しようとして果たせなかった皆様、本学会理事の皆様、後援を頂いた青森県、青森県看護協会、青森県立保健大学、運営を支えてくださった企画委員、実行委員、ボランティアの皆様に感謝いたします。

来年は、記念すべき新元号元年の9月7日・8日、福井大学上野栄一先生が大会長、四谷純子先生が企画実行委員長で「過去・現在から未来へ発信する看護のイノベーション」というテーマで学術集会が開催されます。「実習中で疲れて…」という声も聞きましたが、参加された方からは「明日からの勇気がわいた」との声が多く聞かれました。来年またお目にかかりましょう。

2018年9月12日
日本看護技術学会第17回学術集会長
青森県立保健大学 角濱春美

日本看護技術学会第17回学術集会

2018年9月6日

本年は豪雨、猛暑、台風と災害続きでしたが、更に、本日9月6日未明に、北海道で大きな地震が起きました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。生活やお仕事に様々な影響が出ていると思います。どうかご自愛くださいませ。

青森県は揺れを感じ、恐怖感はありましたが影響ない日常です。北海道から青森の路線は現在のところ止まっておりますが、これ以外の交通手段等に影響はありません。学術集会の準備も順調に進んでおります。

北海道にお住まいで、本学術集会で発表をご予定の皆様、参加を希望されている皆様につきましては、学術集会に関わるご不明なところ、ご不安なところがありましたら、どうぞご連絡ください(下記に連絡先を入れました)。ただし、重ね重ね、まずはご自身を大切になさってください。学術集会プログラムは、皆様のご希望を最大限に生かして柔軟に対応していきたいと考えております。

被災地等で誠実に活動しているであろう看護師さんについても思いをはせているところです。まずは、取り急ぎお見舞い申し上げますとともに、学術集会の準備は粛々と進めてまいります。

連絡先

E-mail : info@jsnas17.jp
TEL:017-765-2054 FAX:017-765-2055


2018年9月6日
日本看護技術学会第17回学術集会
大会長 角濱春美

2018年6月7日

青森は爽やかな青空が広がっておりますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

一般演題、交流セッション、卒業研究交流セッションについて、ご応募いただき、ありがとうございます。現在、順次査読結果を送らせて頂いているところです。たいへん興味深い演題ばかりで、当日が楽しみでなりません。

本学術集会では、事前にプログラムや抄録等に目を通して、当日の参加プランを練って頂けるように、事前申し込みをされた方には、抄録集を予め送付させていただくことにしております。このため、少し早めの準備が必要で、今スタッフが馬車馬のように働いてくれているところです。プログラムにつきましては、ホームページでは先行して掲載する予定ですので、どうぞ定期的にアクセスしてくださればと思います(7月には公表できると考えております)。

今回のホームページ更新では、学会主催プログラムの内容の解説を追加致しました。題名だけでは伝えきれなかった思いを読み取ってくださればと思います。また、前回、第7回学術集会に参加した方からのお声が大きかった(前回は会場に入りきれなくなってしまったので)、現役の「イタコ」さんに来て頂けることになりました。科学とシャーマンの出会いは、かなり刺激的な内容となると思います。どうか楽しみにいらしてください。

皆様に来てよかった、と思っていただける学会になるように、鋭意努力中です。今後とも、ご注視のほど、よろしくお願いいたします。

2018年6月7日
日本看護技術学会第17回学術集会
大会長 角濱春美

公立大学法人青森県立保健大学
5月26日
キラキラしたお天気の土曜日、企画委員全員参加のもとに企画委員会を開催しました。
バラエティーに富んだ差し入れと、白熱した議論でおなかがいっぱいになりました。

2018年3月1日

今年の冬は厳しく、雪に埋もれながら春を待ち焦がれております。
皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
お待たせいたしましたが、ホームページの本格稼働ができるようになりました。
演題登録の準備もできました。どうか多くの皆様に発表を目指して頂けますようにお願いいたします。
学術集会を活発なものにするのは、何よりも会員の皆様の研究のご発表です。今回の学会では、100演題突破を目標にしております。どうかアクティブに学術集会を楽しんでください。

また、ご寄付や広告、出店、ランチョンセミナーの応募も開始しました。どうかご支援を賜りますようにお願いいたします。

学術集会企画セッションについては、ご発表頂ける方とテーマについて、概ね固まって参りました。現段階の予定を掲載させていただきました。 今後組み立てるものもありますが、どうか楽しみにして頂けますと幸いです。 春が来るまでもう少し、どうか皆様にはお健やかに過ごされますように。

2018年3月1日
日本看護技術学会第17回学術集会
大会長 角濱春美

冬の公立大学法人青森県立保健大学
冬の青森県立保健大学です。今年は青森でも雪がたくさん降りました。
大雪でご苦労された地方の方にお見舞い申し上げます。

2017年11月14日

盛況に、充実した第16回学術集会からバトンを引き継ぎ、今身が引き締まる思いでおります。2018年、第17回にあたる学術集会は、10年ぶりに青森県立保健大学で開催させていただきます。テーマは、『看護技術のちから ―実践のジレンマのブレイクスルー―』としました。

日々の看護実践の中で、看護教育・研究実践の中で感じるジレンマを乗り越えていく原動力は私たちが持つ「看護技術」にあるのではないか、という提起です。

患者は思いどおりにはいかない身体やこころを背負って療養生活を送ります。患者の望みと現代の医療や看護ができていることには隔たりがあり、看護がジレンマを抱えることは必然だと思います。

私は対象個々の睡眠パターンに沿った援助を考え、実践することを研究テーマとしています。このテーマに着手した実践の問い(Real Reason)は、「夜眠れなくなるからという理由で、日中眠っている人を強制的に起こすことは看護か」ということでした。満足できる睡眠は日々の幸せにとって重要なものです。午睡であれ、夜間の睡眠であれ、気持ちよい眠りから強制的に「起こされる」ことは、不愉快なものであることは、誰もが同意できることだと思います。しかしながら、看護という名のもとで、「夜眠れなくなる」という神話(あえて神話と呼ばせて頂きます)を根拠として、眠っている人を「起こす」行為は私にはある意味暴力的に見え、ジレンマを感じていました。

このように、看護技術を提供する際には、倫理的なジレンマを抱える場面が多くあります。また、看護技術研究や、看護師の働き方やあり方にも多くのジレンマが存在すると考えられます。この学術集会では、これらのジレンマにどのような「ちから」をもって風を吹かせることができるのか、皆様と共有し、話し合う場にしたいと思います。私は、看護の持つ「ちから」は、停滞した重苦しい空気の中をさっと吹き抜ける、涼しい一陣の風、に似ていると思います。爽やかな風を感じられる学術集会にして参りたいと思います。

ジレンマは、専門職だからこそ感じ取れるものであり、ジレンマを感じること、これを乗り越えるストラテジーを持とうとすることは、看護のちからをより高めるものになります。ぜひ青森に足をお運びください。


2017年11月14日
日本看護技術学会第17回学術集会
大会長 角濱春美

青森県立保健大学
青森県立保健大学
10月末の青森県立保健大学の風景です